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では、どうすれば人は変わることができるのか?

いつもこのブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。生駒 翼です。

さて、前回の記事まで僕は「なぜ人は簡単に変わることができないのか?」と言うことについて、認知心理学をベースとした解説を加えて行きました。

今回の記事ではついに「では、どうすれば人は変わることができるのか?」と言うことについて解説をしていきたいと思います。

まず、おさらいになりますが、人がなかなか変わることができない理由は、コンフォートゾーンホメオスタシス(恒常性維持機能)、スコトーマなどが存在するからです。特に、ホメオスタシスのはたらきは生命を維持しようとするため、非常に強力であり、これに抗うのは至難の業です。

ではどうやってホメオスタシスを克服すれば良いのでしょうか?結論を述べると、ホメオスタシスに抗ってはいけません。

ホメオスタシスは利用してしまえば良いのです

ホメオスタシスというのは、人をコンフォートゾーンの内側に留めようとするはたらきです。そして、コンフォートゾーンの外にある情報はスコトーマに隠れて見えません。

それならば、コンフォートゾーンを「今の自分」から、自分の望む「変わりたい姿」にずらしてしまえばよいのです。

もし、コンフォートゾーンを自分の望む「変わりたい姿」にずらすことができたら、今度は「変わりたい姿」が現状となり、ホメオスタシスのはたらきによって、その「変わりたい姿」の現状を保とうとします。その結果、「今の自分」の居心地が悪くなり、「変わりたい姿」の自分になるために自然と行動するようになります。ホメオスタシスのはたらきですね。

また、「変わりたい姿」の自分になるための方法や情報が自然に見えるようになります。なぜなら、今まで「今の自分」にコンフォートゾーンがあり、スコトーマに隠れていた情報が、コンフォートゾーンがずれたことによって見えるようになるからです。

ここまで読んできて、読者のあなたには一つの疑問が思い浮かんでいると思います。

「いやいや待てよお前。そもそもコンフォートゾーンを意図的にずらすこととかできんのかよ!?」と。

それに対する僕の答えは「うん、できるよ♪」です(笑)

そもそもコンフォートゾーンというのは無意識による自己評価によって成り立っています。突き詰めて考えると意外とその自己評価には根拠が無い事に気付きます。脳(無意識)は別に論理的に判断して自分の自己評価を決めているわけでは無く、単に「他人にそう言われたから」とか「なんとなくテレビでそう言われたから」とかそんな頼りない情報をもとに自己イメージを決定しているのです。そのため、実は、脳をある意味騙してコンフォートゾーンをずらすことは簡単にできます。(自己イメージの決まり方に関する詳しい話はまた後日……)

コンフォートゾーンを意図的にずらす方法とは、簡潔に言うとゴールを設定することです。

ゴールというのは夢や目標に言い変えてもらっても構いません。

コンフォートゾーンをずらすために、まずは「現状ではとても叶える事ができないようなゴール」を設定します。そして、「ゴールを達成するために今あるべき自分の姿」を、リアルに想像します。

そして、そのような「ゴール側の自分」に臨場感をもってリアルに感じることができれば、コンフォートゾーンが「ゴール側の自分」に移行し、ゴールを達成するための方法が自然と見えてくるようになります。

、「ゴール側の自分」と「今の自分の姿」との間に強烈なギャップを感じ、一刻も早く「ゴール側の自分」になろうとします。これはホメオスタシスのはたらきですね。その結果、自然とゴールを達成するために行動をするようになります。努力や根性などは必要ではなく、自然と動くようになるのです。

そうやって、ゴールに近付くためにコンフォートゾーンをずらし、行動していく事によって、人は変わって行くのです。







今回の記事をまとめると「人が変わるためにはまずゴールを設定をし、コンフォートゾーンをずらすことが重要」となります。

では具体的にどのようにしてゴールを設定すればよいのか?また、どのようにして「ゴールを達成するために今あるべき自分の姿」なんかをリアルに想像すれば良いのか?

様々な疑問符が頭の中に浮かんでいる事だと思いますが、とりあえず先ほどまとめたことを頭の片隅に置いておいてください。

次回の記事ではそれらの疑問にお答えするために「ゴール設定」についてもう少し掘り下げて見ようと思います。(もしかしたらその前に過去のまとめを挿入するかもしれません)

実はこの「ゴール設定」なのですが、TPIEの肝となる一番大事な部分ですので、じっくり解説を加えて行きたいと思います。今回は大まかな説明だけですね。

今回も長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

では次回に続く!
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スコトーマの存在理由

前回の記事では、人にはスコトーマが必ず存在し、見えているようで見えていないものがたくさんあると言うことをお話ししました。

今回の記事では、そのスコトーマの原理はそもそもどのようなものなのか、またなぜ人にはそのような機能が存在するのかということについてお話したいと思います。

結論から述べてしまいますと、スコトーマがはたらくのはRAS(網様体賦活系)のカラクリによるものです。

RASとは脳幹の基底部に存在するフィルターシステムのことです。人の脳はこのRASを通じて自らに重要な情報と、そうではない情報を分けています。そして、人にスコトーマができるのはこのRASのはたらきによるものなのです。

では、一旦スコトーマがはたらく原理を理解したところで、今度はなぜ人にはスコトーマが存在する必要があるのかということについて考えて行きたいと思います。

一見、スコトーマなんて機能は人には必要ない、どころか存在しない方が良いように思えます。

自分が重要だと判断したものしか認識できないなんて危なっかしいですし、できる事なら全ての物を一様に認識できた方が便利に決まっています。

しかし、人の脳は敢えてRASという機能を設けてまでも、スコトーマを生み出そうとします。

それはどうしてなのでしょうか?

主な理由は二つあります。

一つは、RASによって脳が行う情報処理量を制限しなければ、人は餓死してしまうからです。

人の脳はよく3%しか使用されていなく、残りの97%は眠ったままだと言われています。なぜなら、脳は人が身体の中で最もエネルギーを使用する器官であり、もし脳をフル活動させるとその瞬間に本人が餓死してしまう程のエネルギーを消費してしまうからだと言われています。

不思議なことに、人は脳のみが異常に発達しており、その発達に消化器官や肺、心臓などの他の消化器官の発達がついていけてません。他の器官だけでは本気を出した脳のエネルギー消費についていけないのです。そのため、脳は人が気付いていない所で「手抜き」をすることによって餓死してしまう事を避けてます。RASはその「手抜き」の一種です。

脳は目の前の光景から得られる情報を全て処理しているわけではありません。もっと言ってしまえば、脳は目の前の光景を見てすらいません。今その光景を見ている」と見せかけているのです。今私たちが見ている世界は、脳が過去の記憶を元に構成してできた世界です。過去に見たことがあるものを、今わざわざ処理していくようでは、脳の情報処理がついていけないからです。そのため、脳はRASによってどのような情報を処理していくかふるいをかけているのです。

これ以上詳しく述べると専門的になりすぎる上に、僕もまだまだ勉強不足な所があるので割愛させていただきます。

では、RASが存在する二つ目の理由に移りたいと思います。

あなたはカクテル・パーティー効果というものを聞いたことがあるでしょうか?

カクテル・パーティーとはホテルなどの大広間で人々が大勢集まり、カクテルを飲みながら談笑をする優雅なパーティーのことらしいです。「らしい」というのは、僕がまだ未成年であるため、このような場所に疎いからです(笑)

通常、このようなパーティーでは人々が小さな集団をいくつも作り、その集団の中で歓談します。そして、その集団の中で歓談している間はなぜかすぐ傍にある別グループの会話や雑音などが気にならなくなります。また、見知った人と会話をしていると、その人と適切な距離を取ろうとしますが、見ず知らずの人と距離がくっついていたとしても気になりません。

自分が会話しているグループとは距離を取る一方で、別のグループとは距離を取らないのであれば、当然別グループの話声の方が大きく聞こえるはずです。しかし、実際には声量の大きい他のグループの話声より、自分が今会話している声量の小さいグループの話声の方がよく聞こえます。

このような現象の事を、カクテル・パーティー効果と呼びます。そして、お気づきだとは思いますが、このカクテル・パーティー効果もRASのはたらきによるものです。

もっと身近な例を挙げて見ますと、学校の教室や会社の仕事場において、いくつかのグループに分かれて話している時は、他のグループの話声があまり気になりません(他のグループが大声で話していたりする場合はまた別ですが)。今自分が話しているグループの会話の方が重要だと無意識のうちに判断し、RASが受け取る情報をふるいにかけているからです。

しかし、おもしろいことにみなさんも経験したことがあると思いますが、学校の休み時間に教室で特定のグループと話をしている時に、教室の隅から「○○がさ~」などと自分の名前が呼ばれると、その途端にそれまで全然聞こえていなかったその会話が耳に入ってくるようになります。「自分の名前」という自分にとって非常に重要な情報を認識したからです。つまり、これもRASのはたらきによるものです。

少し横道にそれてしまったので話を戻しますと、このようにRASがあるおかげで人は正しく行動することができます。重要ではない情報を見ない、聞かない、感じないRASと言うシステムがあるからこそ、人は正常に意識を保っていられるのです。

例えば、RASがあるおかげで、隣の人の話し声が気になって目の前の人と会話ができなくなることもありませんし、座っている椅子の感触が気になって勉強できなくなることもありません。逆にそれらが気になってしまうと言うことは、声が大きい、椅子が固くて痛いなどといった「それほど大きな障害」なのか、単に「集中したくない」からかもしれませんね(笑)

今回の記事をまとめるとスコトーマはRASのはたらきによって生じるものであり、人間には必要不可欠なものであるとなります。

しかし、以前も言いましたが、このスコトーマのはたらきが「人の変化」を阻害する要因でもあります。ならどうすればこの要因に立ち向かえば良いのか?その答えを次回提示しようと思います。

大変長らくお待たせしましたが、次回は遂に「人はどうすれば変わることができるのか?」と言うことについてお話したいと思います。

では次回もお楽しみに!
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見えているようで、見えていない。

突然ですが、ここでちょっとした実験を行って頂きます。

今から15秒間、身の回りにある赤色の物の数を、できるだけ多く数え上げて見てください。

ではスタートです!




…………終わりましたでしょうか?

いくつ赤色の物は見つかったでしょうか?また、それはどのような物だったでしょうか?

家の中ならノート、本、服、アクセサリー、または外でなら電車の広告、他人の着ている服、買い物袋などなど、色んな赤色の物が目についたのではないでしょうか?

ですが、ここで大事なことは「意外と身の回りに赤色の物が多く存在していたのではないでしょうか?」と言うことです。また、赤色の物を意識した途端、急に赤色の物の数が増えたように感じませんでしたか?意外な物が赤色の物だったということ等に気付いたのではないでしょうか?

今まで確実にあなたの視界には、赤色の物が見えていたはずです。それが急に増えるなどと言うことはあり得ません。しかし、赤色の物を意識した途端、おそらくあなたは急に赤色の物の数が増えたように感じたはずです。

もし、僕の言っていることに実感が沸かなかったら、青色の物黄色の物緑色の物など、別の色でまた試してみてください。

一見当たり前に見えるこの現象ですが、なぜこのような事が起きるのでしょうか?それは、人には必ず「スコトーマ(心理的盲点)」と呼ばれる物が存在するからです。

スコトーマとは、もともと眼科の用語で盲点を意味するものです。人の目には、ほんの少しですが光を認識できない部分があり、それを盲点と言います。スコトーマとはこの盲点を視覚情報に限らず、聴覚情報や触角情報など、全感覚情報について述べたものです。

いかなる人にも必ずその人固有のスコトーマが存在します。そして、スコトーマに隠れてしまっている情報を、人は認識することができません。また、スコトーマは自分が「何を重要だと思うか」によって決まります。

あなたの目には確実に赤色の物が目に映っていたはずです。しかし、赤色の物を今まで認識できていなかったのは「それが重要ではない」と判断していたからです。そして、意識して赤色の物を探そうとしたために、それが重要なものとなり、次々と赤色の物を認識し始めたのです。

重要でないと判断したものを、人は認識することすらできません。余談になってしまいますが、かのマザーテレサが「愛の反対は無関心」と言う言葉を残していますが、これはスコトーマの非常に良い例えだと思います。相手に対して関心を抱かないのは「その人の事を重要ではない」と判断し、スコトーマがはたらいているからです。まだ怒ってくれたり、皮肉を投げかけてくれている時は、があるのだと言えるのですね。

そして、人がなかなか変われないのは、ホメオスタシスに加えて、このスコトーマのはたらきによるものが大きいです。いつもと違う、つまりコンフォートゾーンから外れた動きをしようとしても、スコトーマがはたらくために変わりたいと思ったとしても、その方法が全然見えなくなるのです

例えば、中学、高校において、本当は心の底では「受験勉強なんかしたくない」と思っている人は、自分の成績を上げたいと意識の上では思っていても、なかなか自分の成績をあげる方法が思いつきません。すぐ近くに良い方法があるとしても、スコトーマのせいでそれが見えなくなってしまうからです。逆に、「何はともあれ自分の成績を上げて志望校に受かることが絶対に重要だ」と思う人は、単純に成績を上げる方法は良く目につきますが、「なぜ自分は勉強しているのか?」などといった成績を下げかねない余計な疑問等はスコトーマに隠れて見えなくなります。ホメオスタシスの時と同様に、スコトーマは「良い」情報に対してだろうが、「悪い」情報に対してだろうがはたきます。問題なのは個人が何を重要視しているかだけです。

またも高校時代の話になりますが、おそらく僕は前者の「受験勉強なんかしたくない」と思っていた人間でした。そのため、いくら「しっかり勉強して成績を上げよう」と思っても、どうすれば良いか全然分からず、焦燥感だけが募って行きました。もし僕が本当に「成績を上げよう」と思うことができたら、その方法が簡単に見えていたはずです。

ここからは主に受験生に対するメッセージになりますが、今、なかなか勉強する気が起きなかったり、どうすれば良いのか分からなかったりする人がいたとしても、そんな自分を決して責めないであげてください。そうなってしまっているのは、努力や根性が足りないからでは無く、あなたの脳(または無意識)が正常にはたらいているからです。言いかえると、コンフォートゾーンに留まらせるためにホメオスタシスがはたらき、また、スコトーマができてしまっているからです。それでも勉強がなかなか進まないのは受験を控える身としては、非常に辛いと思います。僕も高校時代はなかなか勉強ができず、死ぬほど辛かったので共感できます。

ですが、少しでも前に進んでいくために、まずはどうすればそのような事態を解決できるのか、その方法を「理解」しましょう。「そんな方法を理解したとしても、すぐに使えるかどうか分からないし疑わしい」等といった不安や疑心もあると思いますが、そういったものはひとまず脇に置いといて、論理的に「理解」してほしいです。「理解」できれば問題ありません。なぜなら人は感情に囚われて冷静な思考ができない瞬間があるとしても、一度落ち着けば、「理解」したものを正確に吟味し、活用することができるからです。

僕はこれからも引き続き「どうすれば人は変わることができるのか?」という事を、TPIEという理論を用いてこのブログで説明していきます。少しでもその事に興味がある方は是非これからも読んでいって頂きたいです。疑わしいと思っているとしても構いません。いや、寧ろ疑わしいものは積極的に疑うべきです。徹底的に疑ったうえで「理解」していただければ、それは強固な武器となります。しかし、僕は体系だてられた科学的な理論に基づくことを書いていくので、すぐに受け入れられないとしても、いずれ冷静に理解することができるようになります。僕自身TPIEをずっと疑いながらも実践してきましたが、最終的に「理解」できてからは、少しづづですが活用することができるようになり、実際に受験勉強もできるようになってきました。ですので、受験勉強に限らず、現状に不満を抱いている人の力に少しでも力になれたらいいなと本気で思っています。

随分と話が横にそれてしまったような気がしますが、まとめると、人が変わるためにはホメオスタシスやスコトーマをどうにかする必要があります。

ではどうすれば良いのでしょうか?

そのことについて話す前に、次回ではスコトーマについてもう少し掘り下げて見ようと思います。本当は今回の記事で全て説明したかったのですが、あまりにも長くなってしまうと判断したので、次回に持ち越すことにしました。

今日はとりあえず「人にはスコトーマがあり、見えているようで、見えていないものがたくさんある」のだと言うことを頭に入れておいてください。

全貌を早く知りたい方は、是非苫米地英人著、「コンフォートゾーンの作り方」という本を読んでみてください。

では!
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なぜ人は簡単に変わることができないのか?

どなたでも三日坊主というものを経験したことがあると思います。
「ランニング(もしくは筋トレ)を始めて見たが、一日雨が降ったのをきっかけに続かなくなった」「新しい参考書を買ってみたが、最初の一章しか手がつけられていない」「社交的な人間になろうと意識するも、すぐしんどくなっていつもの自分に戻る」などなど……

なぜ人はいつもと違う行動をやろうとしたり、いつもと違う自分になろうとしても、続かなくなるのでしょうか?「自分らしくいたいからに決まっているじゃないか」という声などが聞こえてきそうですが、では、なぜ人は自分らしくありたいのでしょうか?その理由を今から科学的に説明してみようと思います。

人は自分が快適でいられる領域というものを持っています。その領域の事を認知心理学の用語で「コンフォートゾーン」と言います。そして、人は通常このコンフォートゾーンの内側に留まろうとします。また、このコンフォートゾーンの内側に留まろうとするはたらきの事を、生物学の用語で「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と言います。ホメオスタシスは高校の生物Ⅰの教科書にも載っているので、興味がある方は見てみると良いかもしれません。教科書に載っていた知識が実践でも本当に役に立つということが実感できる良い機会なので是非オススメします。

コンフォートゾーンとホメオスタシスの関係についてもっと掘り下げて見ようと思います。例えば、毎週行われる20点満点の英単語テストにおいて、10点がコンフォートゾーンの高校生が居たとします。この高校生がある時、単語テストで5点を取ったとします。するとホメオスタシスがはたらき、その人の脳(無意識)は、「こんなの俺(私)らしくない!やべえ!」と思い、必死に勉強をし始め、次の週のテストでは15点を取ろうとします。平均点を10点に戻すためです。また、ここからが一見不思議に思える所なのですが、もしこの高校生が単語テストで18点をとり、思わず良い点数を取ると、次の週のテストでは敢えて悪い点数を取り、平均点を10点に戻そうとします。

実はこの高校生、かつての僕のことです(笑)僕の通っていた高校の僕のクラスでは毎週月曜日の六限目に、速読英単語という単語帳を用いた20点満点の単語テストを行っていました。先ほど発見した僕のかつての単語テストの結果の推移を見ると、7点→8点→15点→18点→3点……と、おおよそ平均点が10点になるように点数をとっている事が分かります。今でも覚えているのですが、3点など、非常に悪い点数を取った次の週では、満点を取ろうと意気込み、必死に勉強していたのですが、テストの当日になるとどうしても分からない単語出てきたり、つまらないケアレスミスなどをして、満点に届いたことがありませんでした。ホメオスタシスが満点を取るのを許さなかったのですね。

ここで大事なことは「ホメオスタシスは良くなろうが悪くなろうが、コンフォートゾーンからずれる限り必ずはたらこうとする」と言うことです。ホメオスタシスは非常に強力であり、これに抗うことは至難の業です。(不可能ではありませんが非常に精神力とエネルギーを酷使します。僕も一度根性でこのホメオスタシスに抗えたことはあるのですが、それはまた別の機会に話させていただきます)

ホメオスタシスが非常に強力なのには理由があります。何もしなければ、人の最大の目標(ゴール)は「できるだけ安全に長生きすること」となります。そして、どうすれば一番確実に長生きすることができるかと言えば、「昨日までの自分と同じ今日を生きること」です。なぜなら、昨日までの自分でいたことで、確実に今日まで生きてこれているからです。毎日何とも言えない閉塞感を感じていたり、現状の自分に対して不平や不満を感じていたとしても、確実に今日までその現状の自分として生きてこれています。脳は今までの「自分」でいることが最も安全だと思い、その「自分」をこれからも保とうとするのです。

そのため、人に限らず生物は変化と言うものを嫌うのです。なぜなら変化することは危険を伴うからです。「変化をする」と言うことは、「昨日までの自分ではなくなる」ことです。それは脳(無意識)からしてみれば、非常に怖い事です。現状(コンフォートゾーン)の外には何が待っているか分からないからです。かつて我々の祖先が原始人であったころ、縄張りの外には危険がたくさんありました。崖に近付けば、落ちて死んでしまうかもしれない。森に入ったら、動物に襲われて死んでしまうかもしれない。海に入ったら、溺れて死んでしまうかもしれない……そのため、できる限り人は縄張り(コンフォートゾーン)の中にいたいのです。そのためにホメオスタシスが生まれました。ホメオスタシスのお陰で、人は常に自分が安全でいられる領域に保とうとすることができます。体温が36度前後で固定化されるのも、ホメオスタシスのお陰です。しかし、ホメオスタシスのせいで「変わりたい」と思っても、人はなかなか変わることはできないのです。

では、「どうすれば人は変わることができるのか?」この事について追々説明していくつもりです。その前に、次回は「なぜ人は簡単に変わることができないのか?」について、別のテーマからより詳しく述べて行きたいと思います。早く全貌が知りたい方は、苫米地英人著「コンフォートゾーンの作り方」を読むことをオススメします。ではまた次回!
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コーチングとはなんぞや?

初めまして、生駒 翼と申します。
本ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

このブログを通じて僕は主に「TPIE」というものを周囲に広めていこうと思います。

TPIE(タイス・プリンシプル・イン・エクセレンス)とは、最新の認知心理学や脳科学の理論や成果を元に作られた次世代のコーチング・プログラムであり、人間に本来備わっている無限の可能性を引き出すことができる凄まじい自己変革プログラムです。

このようなブログを始めるに至った理由は、「コーチング」というものを他人にもっと分かりやすく説明したいと思ったからです。

僕は今から約5年前にコーチングと言うものの存在を、認知科学者の苫米地英人氏の著書を通じて知り、疑わしいと言う思いを抱きながらも独学でセルフコーチングを行ってきました。そして今年から大学生になってようやくコーチングに関するセミナーに参加することができたり、本物の苫米地式コーチング(TPIE)認定コーチから直接コーチングを受けさせて頂くことができました。

その結果、最近友人や家族に「コーチングとはなんぞや?」と言うことを説明する機会がかなり増えました。そして、説明が上手く行くこともあれば、あまり上手くいかなかったこともありました。そのような経緯を踏まえ、「ブログに体系立ててコーチングの理論について分かりやすく書いていこう!」と思い至るようになりました。

僕は今現在コーチとしての認定をまだ受けていません。寧ろコーチングを受けていく(学んでいく)側と言えます。しかし、そのような認定はこのブログを始めるにあたっては関係ありません。なぜなら僕が「やりたい」と思ったからです。また、このように情報を発信していくことで、僕自身コーチングへの理解が深まり、説明も上手くなって行くでしょうし、何よりも読者のみなさんとブログという「場」を共有することでお互いにすごく良い影響を与えることができると確信しています。このブログではコーチングに限らず、僕が責任を持って発信したいと思った情報も発信していこうと思います。

終わりになりますが、これから楽しんでかつ真剣にブログを更新していこうと思います。このブログを通じて読者のみなさんが楽しんでいただくことができたら幸いです。

では!
プロフィール

生駒 翼

Author:生駒 翼
ICU(国際基督教大学)に通っている都内の学生です。
人の悩み、思想、感性などについて、日々生駒が考え、向き合っていることを、書いていくブログです。
Youtubeに動画も投稿しています。
https://t.co/MqQdAtgvH2
連絡先……tsubasaikoma0☆gmail.com
(☆を@に変えてください。スパム対策です)
Twitter……@Tomo_Haneda02

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